生理痛と漢方 学生の生理痛こそ早めに対策

こんにちは、天明堂の中山です。

今週末から大寒波が来るみたいですね!
受験生の皆さんはこの寒い中で本当にお疲れ様です。

当店も今現在で12名くらいの受験生のご相談を承っています。
そのうち女子生徒さんは10名いらしています。

特に女子生徒さんの相談内容として多いのが
・生理痛で勉強に集中できない
・頭痛が強く勉強に集中できない
・PMSでイライラや落ち込みが強くなる
・食欲が不安定で吐き気を感じる
などです。

どれも生理の影響で勉強に悪影響が出ているケースです。

学生は生理がまだ不安定な事も多いため、生理との付き合い方が難しい事もあります。

一生に一度の受験勉強が生理で妨げられることはなるべく防ぎたいものです。

先ほど10名の女子生徒さんが来局中と書きましたが、結論から書くと、
今現在、全員が生理痛の悩みやPMSが解消されたと言ってくれています。

そのポイントは補血活血なのです。

補血活血、とは?

補血活血とは簡単に書けば【血を補う事、血流を良くする事】です。

血は全身を巡りながら体の各組織に酸素や栄養を供給してます。

つまり、血の不足、血流の悪化は体の各組織に酸素や栄養が行き渡りにくくなり、新陳代謝が悪くなります。
これは当然、脳にも言える事で、脳の血流が不十分になれば頭の働きが悪くなり
・頭痛
・ボーっとする
・起床時の怠さ
・記憶力の低下
などを招きます。

多くの学生は部活などで運動習慣があり、血流の良い生活をしていました。
しかし、部活を引退し本格的に受験勉強が始まると運動習慣もなくなってしまい、血流が悪くなってしまうのです。

さらに生理により出血してしまうため、流れる血も不足してしまいます。

これでは同じ時間勉強していても効率が悪くなってしまいます。

そして卵巣・子宮付近の血流が悪くなると強烈な生理痛を起こします。
血流の悪化からくる生理痛の特徴は
・痛みが強い
・経血に塊がある
・色が暗め
などが挙げられます。

もし、上記のような特徴がみられる場合は血行を良くすることで改善するので、早めに改善することをお勧めします。

まとめ

受験勉強の主役はもちろん学生本人です。
しかし、体調を管理するというサポートは本人では難しい事もあります。
お子様の体調、特に女子生徒の親御さんは生理の状態やPMSの状況を把握して改善できるものはすぐに改善しましょう。
健やかな心と体で受験できますように。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。