春の養生にお勧めの漢方薬
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
先日、午前中に仕事を抜け出し、八幡山公園の桜を見に行きました。
天候にも恵まれ穏やかな風と陽気の中でみる桜は本当にきれいでした。
まさに「春らしさ」を感じる1日だったのですが、「春らしさ」は桜のような景色から感じる物ばかりではありません。
最近の漢方相談では
・イライラ
・鬱々
・不安
など、メンタル的な相談も増えつつあり、この辺りも「春らしさ」になります。
春は古来より【のびやかに成長する時期】と考えられています。
春の陽気を感じると「のびやかな精神活動」が湧きたつことを感じる人も多いと思います。
天井知らずにぐんぐんと伸びていく様は気持ちが良いですが、一方で抑えつけられると強いストレスを感じるのも特徴です。
自分のやりたいことを否定される
好きな事をする時間がない
長時間、座っている
などは、強いストレスとなり怒りや鬱などメンタル不調の引き金になります。
可能であれば、
・運動習慣
・楽しい会話、歌
・好きな事をする
というストレス発散の機会を多く持てるのが理想的ですが、なかなか難しい人も多いと思います。
そんな時にストレスケアの漢方薬を服用することも一つの方法として良いでしょう。
特にこの時期にお勧めの漢方薬は逍遥顆粒です。
「逍遥」とは中国語で「気ままに散歩する」の意味があり、まさに気晴らしをするかのような漢方薬です。
日々、ストレスを感じやすい人は【お守り漢方】としてストレスを感じた時に服用すると良いでしょう。
ちなみに有名な漢方薬である「加味逍遙散」は「逍遥散」に清熱作用のある「牡丹皮と山梔子」を加えた処方です。
ストレスが「怒り、火照り、興奮、イライラ」など「火」の性質になる人にお勧めです。
ストレスで落ち込む→逍遥顆粒
ストレスでイライラ→加味逍遙散
と、簡単に判別しても良いでしょう。
もちろん、他にもたくさんの漢方薬があり厳密には体質に合った漢方薬を服用するべきです。
もし、春のメンタル不調が気になる方はお気軽にご相談ください。