「決断力がない」は体調不良かもしれない

こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

皆さんは物事を【ズバリ!】と決断することはできますか?

中には決断力がなく、クヨクヨしたり、オドオドしてしまう人もいるかもしれません。

そのような状態をもしかしたら「性格の問題」と思うかもしれませんが、漢方では【胆寒(たんかん)】と呼ばれる体調不良の可能性を疑います。

 

漢方や中医学において【胆】は【決断を主る】という考え方があります。

胆が弱ると決断ができなかったり、ビクビクしたり、不安を感じやすくなります。

あなたの周りに
・過剰に怖がってオドオドする
・自由にやって良いと言われても何をしていいか分からない
・決める事に不安を感じる
と言う人がいたら、それは胆が弱い状態である【胆寒】の可能性が高いです。

ちなみに【決断力があり、物事に動じず、行動力がある人】をなんと言いますか?
「胆が据わっている人」
「大胆な人」
「胆力がある人」
と、言いますよね。

胆が強い人はあらゆる局面で頼りになり、周りを引っ張っていけるリーダーのような存在になります。

不安な精神は漢方で改善する

漢方薬には【胆寒】を改善する有名な漢方薬があります。
その名も【温胆湯】です。

「寒い胆を温める」とはなんとも分かりやすいネーミングですね。
最近は強盗など怖いニュースが溢れていますし、厳しい社会の中で決断力を求められることも多々あります。
少しでも【胆】の弱さを感じたら、温胆湯をぜひお試しください。

 

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。