春のイライラ改善のカギは睡眠にあり
こんにちは!宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
昨日の雪は凄かったですね!
久しぶりに本降りの雪を見て、童心に帰って興奮してしまいました。
何歳になっても非日常を感じるとワクワクしてしまいます。
さて、春は秋冬と続いた陰の季節から、春夏の陽の季節への移行期間です。
なんとなくワクワクしたり新しい何かを始めたくなるような季節ですが、中にはイライラや煩躁が強く出てしまう人もいます。
春は陽の特徴が出てくるのですが、陽には『上昇』の性質があるため、頭に気血が昇りやすくなります。
いわゆる【頭に血が昇る】状態で、これがイライラや煩躁の原因となります。
そんなイライラや煩躁をどのように安定させればよいのか。
その一つに睡眠があります。
良く寝るものは心が安定する
陰陽において昼は陽、夜は陰になります。
夜更かしはまさに【陰】を損なう行為であるため、陰陽のバランスが陽に傾きやすくなり、陽の特徴すなわち、イライラや煩躁、不眠などが目立つようになります。
イライラが強い
更年期障害が強い
などのお客様の話を聞いていると、夜更かしや十分な睡眠時間を持っていない人がとても多いです。
睡眠の質を高めることは、日中のメンタルコントロールにとても重要です。
可能な限り睡眠の質を高めていくためにも、睡眠の質を悪くするような生活習慣は控えましょう。
・アルコールを飲む
・就寝前にタバコを吸う
・夕食に辛い物や揚げ物を食べる
・就寝前に怖い映像や攻撃的な映像を観る
・就寝直前まで明るい光を見る
・夕方以降にカフェインを摂取する
これらは全て睡眠の質を悪くします。
当てはまる人は十分にご注意ください。
まとめ
漢方薬による春のメンタルコントロールは様々な種類があるため、その人の体質に応じて漢方薬を選ぶ必要がありますが、多くは睡眠の質の悪さや夜更かしが背景にある場合が多いです。
よく眠れている人にとっては春の陽気が前向きでワクワクする力に。
よく眠れていない人にとっては春の陽気はイライラや煩躁、怒りの原因に。
日中のメンタル状態は、その人の性格ではなく、【睡眠】にある事をお忘れなく!