漢方 不安や恐怖を感じるニュースを観た時
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
昨日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
演説中に後ろから命を狙われるという恐ろしい映像を見て、恐怖や怒り、不安などいろんな感情が混じり、仕事が手につかない状態になりました。
おそらく多くの日本人が同じ気持ちになったのではないでしょうか。。。
この言いようのない不安やビクビクした気持ちを漢方では「胆寒」と表現します。
漢方における胆には「決断を主る」という意味合いがあります。
胆が大きい人、つまり「大胆な人」は恐怖や不安に動じず決断力があり行動できる人を表します。
胆が弱い人は恐怖や不安を感じやすく決断力にかけオドオドする傾向があります。
胆寒の「寒」は物理的な寒さを表しているわけではなく、恐怖や驚きを引き起こす事象を表しています。
胆が寒に襲われると胆が弱くなる、ということです。
もし今、不安感や恐怖感、言いようのない落ち着きのなさを感じる場合は胆を温める漢方薬が良いです。
今回のような突発的なニュースは精神的にもよくありません。
ある程度の情報を得たら、しばらく胆を寒くするようなニュースはみないほうが良いでしょう。