春になると「イライラ」「入眠困難」「のぼせ」「頭痛」が起きる人は漢方的養生を…
こんにちわ、天明堂薬局の中山です
暖かくなったかと思ったらグッと冷え込む日もある今日この頃、体調を崩しやすい日が続いてますね。
今日は春らしいトラブルを一つご紹介したいと思います。
春になると『緊張してしまう』『イライラが強く出る』『やる気が起きない』『興奮して眠れない』などのご相談がとても増えます。
もちろん体質による原因もありますが、春という季節がさらにそれを悪化させてしまいます。
春は寒暖差が激しく、気圧の変化も大きく、気候も変わりやすいです。
また社会的にも環境の変化や対人関係の変化が起きやすく、気候的にも社会的にもストレスが強くなるからです。
昔から春になると
『春先は変な人が出る』
『五月病』
『1年で一番自殺者が多いのは3月』
などの言葉があるように、季節による影響を無視することはできません。
中医学的に春は『陽気が高まる季節』です。
陽気は温かいエネルギーのため、上昇する性質があります。
そのため頭部にエネルギーが集まりやすくなります。
この現象が良い方向に行けば、何となく前向きな気持ちになったり、模様替えをしたくなったり、趣味を見つけたくなったりする人も多いですね。
しかし、悪い方向に向かうと
イライラする 落ち着かない 興奮して眠れない 焦燥感 のぼせ
につながってしまいます。
この時期にこのような↑症状を感じる人は、過剰に上がった陽気を沈め、体全体のバランスを取り、頭部の過剰な興奮を抑える事が改善の糸口になる事があります。
食事は辛いものはNGと思っていただいてOKです。
特に辛い味付けの揚げ物はまさに『火に油』状態を起こすので、陽気が上がっている人には絶対にNGです。
【まとめ】
中医学では天気が人体に及ぼす影響について、古来よりたくさんの研究がなされてきました。
しかし、現代医学では『人間も自然の一部』という考えが軽視される場合もあります。
季節の特徴をつかみ、自分の体調に日々気を付けることで、その人に合ったベストな健康管理法があるはずです。
そのきっかけに漢方相談がお役立て出来れば幸いです。