『決断力がない・オドオドする・不安』これらも漢方アプローチで改善します
こんにちわ、天明堂薬局の中山です。
当店は妊活を得意分野としてご相談を承っていますが、妊活のご相談をしていると意外と多いのが
『心の不調』
です。
・不安で仕方ない
・辛くて涙が出てしまう
・ポジティブに生きている人がうらやましい
・どうしていいか決断ができない
・怖い情報を知るとものすごく怖くなる
など、様々なご相談を受けます。
このようなご相談を受けた時、単に『気持ちの問題』と片付けてはいけません。
なぜなら心と体は表裏一体であり、心の不調は体に表れ、また、体の不調も心に表れるからです。
どんな『心のトラブル』を抱えているかで、体質判断にも応用が利きます。
ビクビクする、不安感がぬぐえない、決断に迷いやすい、などの精神状態を中医学の世界では『胆寒(たんかん)』と呼びます。
『胆』という字を見た時にハッとひらめいた人は鋭いです。
実は日本語にも『胆』を使った言葉は多々あります。
・胆だめし
・胆をつぶす
・胆っ玉が小さい
・大胆
などです。
胆が精神状態と非常に関連があるのが分かると思います。
さて、胆寒という言葉は単純に読めば『胆が冷える』となりますが、これは単に冷たくなる・寒くなる、という意味ではありません。
胆の異常によって引き起こされたメンタルトラブルを『寒』という字で表現しているのです。
このように、驚きやすく決断力がなく、ビクビクしている人を改善する有名な処方に
胆温湯(うんたんとう)
があります。
字のごとく『胆』を温める(強くする)ことを目的としています。
この理論から、現代社会では不安からくる不眠や神経症に使われることが多いです。
心のトラブルも『気の持ちよう』と無理をせずに、解決する方法があることを忘れないでください。
しかし厳密には体質により細やかな判断が必要です。
漢方薬を服用する際は必ずご相談の上、服用を検討してみてください。