雨の日の鬱な気持ちを防ぐための漢方食養生
こんにちわ、天明堂薬局の中山です。
朝から雨が降ると、空気が重くて何となく気持ちが重い人も多いのではないでしょうか?
雨が降ると関節が痛む、頭痛がする、憂鬱になる、などは多くの方が経験する症状です。
我々も動物ですから気象条件の影響を受けるのは仕方のないことなんですよね。
でも、仕方のないこと、と割り切る前に少しでも症状を和らげるような食養生を試していただきたいと思います。
雨の日にお勧めの食養生
『過剰な水分 生もの生野菜 冷たいもの は控えるべし』
中医学において体の水分代謝をしているのは主に脾肺腎になります。
過剰な水分や生もの生野菜、冷たいものは脾(胃腸)の働きを低下させ水分代謝を悪くし、体に余分な水分を溜め込みがちになります。
体にたまった不要な水分は内湿(ないしつ)となり、気血の流れを停滞させます。
このような食生活の人は日頃から倦怠感や疲労感、頭重感や目の奥の疲れなどを感じやすいのが特徴です。
このように内湿がたまった人は雨のような外湿の条件が重なると湿邪の影響を強く受けてしまいます。
健康に良いからと水分をたくさん飲むのも良いことばかりではないのです。
もしも、舌の表面に白い苔のようなものが生えいているようでしたら、それは内湿の可能性が大です。
温かく、火の通った食事をとるようにしましょう。