夏でも【冷えからくる生理痛】にはご用心
こんにちは、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
暑くなってきましたね、日中も冷房がフル回転です。
さて、そんな冷房フル回転な場所にいると意外と体が冷えてしまう人も多いと思います。
特に女性は冷えによって血流が悪化し、様々な体調不良を起こしてしまいます。
今回はその中の一つ、【冷えからくる生理痛】について書いてみたいと思います。
そもそも【冷え】は西洋医学では病気とは考えていないことが多いです。
しかし中医学・漢方では【冷えは万病の元】という言葉もあるように、多くの病の原因になると考えています。
特に血に関しては【血は温めることを喜び、寒を嫌う】という考え方があります。
冷やされた血は流れが悪くなり痛みの原因になると考えられているのです。
血流が悪い女性の生理は痛みが強く、経血が黒っぽく、塊になりやすいのが特徴です。
生理時には経血の状態をよく見てみましょう。
冷えが原因によって起きている生理痛を改善するには、お腹を温める事が重要です。
夏だからといってアイスや冷たいジュース、生野菜をたくさん食べるのは冷えを助長するので避けましょう。
また冷気が直接当たらないように気をつける事も大切です。
涼しい部屋でも冷気が直接体にあたらないように薄手の羽織があると良いでしょう。
漢方薬では血を増やし、血流を促進する漢方薬がお勧めです。
代表的なものには婦宝当帰膠が挙げられます。
今年の夏は例年以上に暑くなりそうです!
かと言って冷やしすぎると生理痛がひどくなる可能性もあります。
生理痛が強い女性はお腹周りだけは冷やさないように気をつけてくださいね。