雨の日と月曜日、、と中医学&漢方薬
こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。
宇都宮は朝から雨&月曜日ということで、カーペンターズの名曲が流れてきそうなスタートになりました。
中学生のころにカーペンターズのベスト盤を買って聞いていましたが、B’zとXjapanにドはまりしていた私にはカーペンターズの曲は耳に優しすぎて、いつの間にかMDの曲リストから削除していた記憶があります。
ただただ刺激が欲しかった10代、気が付けば休息を求める40代です。
あの頃のスタミナはいつの間に消えたのでしょう(笑)
さて、雨の日の朝になると憂鬱を感じる人が多いものです。
この原因を中医学的に考えると意外としっくりきます。
中医学には陰陽学説という考え方があり、この世のすべてのものは陰と陽に分けられる、と考えます。
具体例で挙げると
陽→晴れ、上がる、温かい、軽い、太陽、男、日中、興奮
陰→雨、下がる、冷たい、重い、月、女、夜、冷静
といった具合です。
そのため、晴れの日は陽の特徴が出るため、
【気持ちが上がって、軽快になり、活動的になる】という具合で、
雨の日は陰の特徴が出るため、
【気持ちが下がり、重たくなり、冷静になる】という具合です。
ですから、雨の日に何となく憂鬱になるのは自然なことで、無理して元気になろうとすることは【理のない事】つまり、【無理】なのです。
しかし、だからと言って【雨の朝は憂鬱で過ごしましょー】と言っているわけではありません。
雨の日でも少しでも憂鬱を軽くする方法はあります。
それが、【陽の事をする】です。
陽の事とは…
・軽く運動する
・軽快な音楽を聴く
・温かい食事をとる
・熱いシャワーを浴びる
などが挙げられます。
これらができれば雨の日でも気が重くなりにくくなるでしょう。
しかし、【陽の事すらできないくらい陰の状態だ!】という人もいるでしょう。
そういう人に漢方薬を試してもらえると良いのかな?と思います。
漢方薬には気の巡りを良くする【行気薬・理気薬】や血流を良くする【活血薬】、湿による気血の停滞を改善する【袪湿薬】などがあります。
これらを温かいお湯に溶かして服用すると気血の巡りが良くなります。
気血の巡りが良くなると全身に栄養とエネルギーが循環しやすくなるので、気分も良くなるでしょう。
気は早いですが、そろそろ梅雨のニュースも耳に入り始めました。
梅雨時期はいつも憂鬱なんだよなぁ…、という方は朝だけでも湿を追いはらい気血の巡りを良くする漢方薬をお試しください。