寒い日は鬱に注意を!

こんにちわ、宇都宮市・天明堂薬局の中山です。

今朝は朝から雨が降り、朝筋トレが日課の私でも『今日はさすがにサボろうかなぁ…』と思いました。

が!それでもちゃんとジムに行って脚の筋トレをするあたり、さすがの私と思うところであります。

自分の脚の悲鳴を聞きつつ、快楽に浸る、ちょっとドS?ドM?な朝を過ごしました。

そんな話はどうでもよくて…、、(笑)

 

『寒くなると布団から出られない!』

そんな人も多くなる季節になりましたね。

現代医学においても『冬季鬱』という言葉もあり、冬という季節は鬱になりやすいです。

漢方においても同じ考えをしています。

冬は陰陽で分けると陰の季節に属します。

陰は暗い、寒い、下降、停滞、静止などの特徴があるため、心も体も動きがなく下降してしまいます。

寒い日はさらに条件が悪くなります。

寒い環境は寒邪(かんじゃ)と呼ばれる邪気が盛んになると考えられいてます。

寒邪の特徴は『凝滞(ぎょうたい)』で、気血の巡りが悪くなります。

気血の巡りが悪くなるから心臓から遠い手足が冷えやすくもなるわけです。

さらに、気の巡りが悪くなる事を『気の巡りが鬱滞する』と言いますが、実は普段私たちが日常的に使用している言葉『鬱になる』は、まさにこの状態なのです。

そのため、『冬+寒い日+曇り、雨』は心と体を鬱にする最強コンビとも言えます。

そんな日は、気血を巡らせることがとても重要です。
・少し歩いてみる
・誰かと会話する
・楽しい映像を観て笑ったりする
・温かいご飯を食べる
・辛い物を少し食べる
・暖かい色やキラキラしたものがある場所に行く

などは比較的手ごろにできる方法ではないでしょうか?

漢方薬でいえば
・気の巡りを良くする→逍遥顆粒
・血の巡りを良くする→冠元顆粒

などが有名かもしれませんね。

鬱になると心も体も停滞してなにもやる気が起きずいたずらに時間ばかりが過ぎてしまいます。

貴重な1日を少しでも有意義なものにするためにも、気血を巡らせることを意識してみてくださいね。

中山 貴央

中山 貴央先生

  • 薬剤師
  • 国際中医専門員
  • 薬膳コーディネーター

子宝相談、婦人科相談、美容相談を専門としています。
唯一無二の自分の心と体、そして人生だからこそ根本から改善できる漢方を試していただきたいと思っています。